伊豆大島の火山 三原山

伊豆大島の火山 三原山

伊豆大島の中央に位置する標高764mの三原山は富士火山帯に属し、典型的な三重式成層火山でここ大島の島民にとって御神火様(ごじんかさま)として昔からあがめられてきました。 三原山は ハワイのキラウエア火山・イタリアのストロンボリー火山と共に 世界三大流動性火山の一つに数えられている活火山ですが現在は平静を保っています。

                  

三度の大噴火

三原山の噴火

1776~1779(安永6~8年)の大噴火、1950~1951(昭和25~26年)の噴火、そして近年、210年ぶりの大噴火が起こりました。三原山は三度の大規模な噴火によって現在の内輪山から火口原の姿ができました。昭和61年の噴火では、三原山の北西斜面上及びカルデラ床に4筋の溶岩流が形成され、カルデラ床で北西一南東方向の大規模な割れ目噴火がおこり、大量の溶岩を噴き上げ、北方と北東方に溶岩が流出し、火口近くに降り積った火山弾、スコリアによって噴石丘群が形成されました。現在は平静を保ち美しい景観が見られるようになりました。

噴火口のトレッキング

噴火口のトレッキング

まるで原始の時代にタイムスリップしたような感覚で荒涼とした三原山の噴火口のカルデラ床を歩くことが出来ます。1986年の噴火の際にできた溶岩流が固まってできた地域で、真っ黒く固まった溶岩の中にいくつもの風穴や幻の大島キャニオン、広大な砂漠地帯から見下ろす海の景色を楽しめます。トレッキングコースには随所に突然の噴火の際に備え非難用のシェルター備えてあり、活火山三原山を肌で感じることができます。

噴火がもたらしたうれしい恵み

温泉

1986 年の三原山大噴火の後、元町地区の水源井戸の温度が徐徐に上昇し、88年に40度を突破し89年には65度までに上昇したので大島町役場がこの泉源を利用して90年8月に元町港の近くで「元町浜の湯」という露天風呂を開設、 噴火以前は島に一本しかなかった源泉は現在7本に増え伊豆大島で温泉を満喫できるようになりました。トレッキングの後は温泉に入って疲れを癒しましょう!大島の立ち寄り湯はこちらのページへ

豊かな自然 伊豆大島

豊かな自然 伊豆大島

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